学校生活
SCHOOL LIFE
KINABALU JAPANESE SCHOOLで学んだことは、教室内にとどまらず外の世界でも活用できる力になります。信頼できる仲間と共に生活しながら、毎日が将来の成長へと結びつく新たな学習機会に恵まれています。
FEATURES
特色ある教育活動
01
学年・学部を越えた、縦のつながりのある仲間づくり
02
豊かな自然・多様な文化を活かした体験活動
03
国際交流
04
豊かに自分を表現する力の育成

DIARY
学校生活のようす
2月1日(水)摂南大学国際学部教授 上田達 様を講師にお呼びして、講演を頂きました。
文化人類学についてマレーシアや東ティモールを中心に活動なさっている上田先生の研究や学生の時のお話を頂きました。今回で第8回目の社会人講話になり、好奇心や適応力が育まれている子どもたちでも、はじめは「文化人類学?」という印象でした。しかしながら「お互いに何か違うこと」、「自分たちの 当たり前が、他の文化では当たり前ではなくなること」についてご自身の研究の具体的なお話を頂くことで、次第に興味が喚起されていきました。「マレーシアの文化の良いところ」について子どもから質問され、「相互扶助のようなコミュニティが自然にあるところ」と答えられた時には、会場中に、なるほどという空気が生まれました。改めて多文化共生の国、マレーシアについて考えるきっかけになりました。
12月9日(土)40周年を祝う会の後に瀬尾重治様を講師にお呼びして、40周年記念講演を頂きました。
瀬尾先生は近畿大学水産養殖種苗センター教授、マレーシアサバ大学ボルネオ海洋研究所に客員教授としてコタキナバルで生活をしながら、日々魚類養殖の研究と開発に励んでいる方です。水産養殖分野における国際協力の推進の功績により、令和5年度外務大臣表彰受賞者に選ばれました。
講演ではご自身のことを「魚飼い」だと呼称し、魚類の養殖技術に関しての数々の業績を紹介して頂きました。特に日本でも有名な「近代マグロ」の研究やマレーシア でハタ類の新種養殖に関する研究のお話は、低学年の子どもたちにもわかりやすいお話でした。
研究者としてのご自身の夢や、教育者として自分以上の「魚飼い」を育てたいという強い意志を、終始楽しそうに語られる姿には、年齢に関わらず聴講している方の体が自然と前のめりになってしまうような魅力にあふれていました。
何をするときも「I must~」という考え方でするよりも「I want~」という気持ちをもつことが、何事も続けていくことができるという話には、多くの方の共感が集まり、常にわくわくした表情で楽しそうに研究のお話をして下さる、瀬尾先生の「仕事の流儀」を感じることができました。
9月7日(木)、8日(金)自然体験学習の一環としてOUTWARD BOUND SABAHに行ってきました。現地では、自然散策や木登り、ZIPラインなどの体験を通して、自然の素晴らしさに触れたり、現地の方とのコミュニケーションの中で新しいことを学んだり、仲間と協力しながら、同じ体験を共有することで、KJS児童生徒の仲が、より深まりまし た。小学1年生から中学3年生までの少人数集団の中で、子どもたち同士で学び合い、サポートし合う環境が醸成されていくのが良く分かり、KJSの良さが存分に発揮された活動になりました。
小学5年生以上の高学年は、施設に一泊し、野外炊飯やキャンプファイヤーなど、日本の宿泊学習さながらの活動を体験することもできました。
12月9日(土)に創立40周年を祝う会が行われました。1983年4月17日に開校したコタキナバル日本人学校(Kinabalu Japanese School)は、ここコタキナバルの地で現地の日本人教育を40年間に渡って担ってきました。これまでKJSに携わってきた多くの方々のご尽力に感謝の気持ちをもち、この先もKJSの良き伝統を引き継いで いく決意を、祝う会の中で全員で共有しました。
40周年の記念に創立40周年記念誌「我らのコタキナバル」を作成いたしました。日本人会図書館の蔵書にありますので本校にご来校の際はぜひ手に取ってご覧ください。
校舎東側にの壁に「40周年記念壁画~海の生き物たち~」を製作いたしました。生き物のデザインからペイントまで、子どもたち一人一人の作品として生み出された生き物たちが、壁の中を泳いでいます。40周年の節目にKJSに在籍するKJSの子どもたちらしさが現れている素敵な壁画が完成しました(左写真)。
7月24日(月)に杉浦亜紗比様を講師にお呼びして、講演を頂きました。
私には3つの顔があります、という話から始まり「美容師としての活動」「マレーシアでのボランティア活動」「日本での養育里親についての活動」を、子どもたちにお話をしてくださいました。
杉浦様ご自身は、人前で話すことは苦手で、過去の経験からコンプレックスがあるけれど、器用にできなくても「想い」があれば伝わ ることを、これまでの活動で実感しているとお話しされました。より上位の目的・目標があれば、1つ1つの失敗で、足が止まることはないと、子どもたちが実感できるお話が続きました。
また、もらったり、あたえたりするより、分け合うことの幸せを感じているという言葉に、子どもたちは目を輝かせて聞いていました。
12月17日(日)の夜にUMS(サバ大学)構内で行われた「Japanese Cultural Night 2023」にゲスト出演しました。サバ大学にあるJapanese Cultural Clubが主催になって毎年実施しているイベントで、マレーシア国歌と日本国歌の斉唱から始まり、日本の盆踊りを模したステージ(櫓)や屋台などが並びます。KJSの児童生徒たちは、学習発表会でのパフォーマンスや「よさこいソーラン節」など、日本の伝統的なダンスをメインステージで披露し、大勢の方の歓声に包まれました。コタキナバルで開催されたこのようなイベントで、地元の多くの人たちと、笑顔で交流できることは、日本とマレーシアの友好関係の象徴だと感じました。
11月11日(土)本校創立40周年記念学習発表会が、Majilis Perkhidmatan Masyarakat Sabahで行われました。舞台発表の部は英語合唱「True Colors」で幕を開け、英語劇「The Little Mermaid」社会科発表、体育科発表、国語劇、理科発表、合奏と続き、最後に全校合唱「世界がひとつになるまで」で幕を閉じました。また、展示会場では児童生徒一人一人個性あふれる作品が所狭しと展示されました。
全校の人数が少ないからこそ、一人一人に与えられた役割も多く、約1か月間の練習期間は子どもたちにとって、とてもハードな日々でした。裏を返せば、子どもたちの活躍の場面が多く、やり切った時の充実感・達成感は日本の大規模校の比ではないと思います。学習発表会を通して、子どもたちの自信や同級生との一体感、そしてKJSならではの縦のつながりや、日本人会、地域の方々とローカル校とのつながりがより深くなったことを実感しています。
令和4年度の学校生活の様子は、こちらのPDFをご覧ください。
